季節の便り
稲刈りが終わって、ハゼ干しの稲を脱穀をする季節になりました。
今、市販のお米は天日に干さないで機械乾燥をしているが、天日に干したくて自分でお米を作っている。天日に干すには我が家ではまず、木でハゼを組んでそこに干す。ところが、この干し方が、場所によって違うのでおもしろい。東北でみかけた干し方は、中心に棒をたてて、円形状に稲をさして干す。ネパールもそれに近かったが、雨が降らないせいか、土手にただ稲をおいて干しているものもあった。インドもハゼは作ってはいなかった。
脱穀の仕方がおもしろい。中心の棒に牛をひもでつないで下に稲をしいて、牛がゆっくり歩いて踏んで脱穀する。場所によってこんなに違うのかと面白く眺めていた。
もう10月。あと2ヶ月間(冬の間は凍るのでお休み)でどれだけ染めれるか、焦りを感じる頃だ。今回は茶綿を藍染めにたくさん染めるのが楽しみ。本物(?)の茶綿の布が欲しくて、結局、自分たちで糸から手配して織ってもらった。日本でも茶綿を栽培して織っているところがあるが、とても価格的に高く、手が出ない。なんとか、本物の茶綿でということで出来上がったので、これを藍染めに染める。柿渋染めも季節的にひと段落したので、この2ヶ月は藍染めに集中。草木染め、すみ染めも来年の服を想定して、染めなくては。
(2010年10月更新)
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稲刈りが終わって、ハゼ干しの稲を脱穀をする季節になりました。
今、市販のお米は天日に干さないで機械乾燥をしているが、天日に干したくて自分でお米を作っている。天日に干すには我が家ではまず、木でハゼを組んでそこに干す。ところが、この干し方が、場所によって違うのでおもしろい。東北でみかけた干し方は、中心に棒をたてて、円形状に稲をさして干す。ネパールもそれに近かったが、雨が降らないせいか、土手にただ稲をおいて干しているものもあった。インドもハゼは作ってはいなかった。
脱穀の仕方がおもしろい。中心の棒に牛をひもでつないで下に稲をしいて、牛がゆっくり歩いて踏んで脱穀する。場所によってこんなに違うのかと面白く眺めていた。
もう10月。あと2ヶ月間(冬の間は凍るのでお休み)でどれだけ染めれるか、焦りを感じる頃だ。今回は茶綿を藍染めにたくさん染めるのが楽しみ。本物(?)の茶綿の布が欲しくて、結局、自分たちで糸から手配して織ってもらった。日本でも茶綿を栽培して織っているところがあるが、とても価格的に高く、手が出ない。なんとか、本物の茶綿でということで出来上がったので、これを藍染めに染める。柿渋染めも季節的にひと段落したので、この2ヶ月は藍染めに集中。草木染め、すみ染めも来年の服を想定して、染めなくては。
(2010年10月更新)
暑い暑い夏が来た。お日様がカンカンに照っていて、柿渋染めも布がかわいそうで、日中は干さない。今年は長野に来て、18年目だが、初めての暑さのような気がする。
たまらず扇風機を買いに行った。倉庫に使っている古い民家はさすがに涼しい。屋根のトタンの下に「ワラ」がしいてあるから、、、と聞いた。私の寝室(?)の土蔵も涼しい。夜は寒く、窓を開けて寝たことがない。日本の昔の建物は、手間をかけて作り、とても効率のよいように考えていることを実感した。この日照りを利用して、すぐに胡桃の木をチップにしてもらい、干し始めた。染めに使うのだが、カビないように乾燥させて保存する。チップ作りには最適のお日様のチカラだ。
ところで、先日ダライラマが長野に来て、講演会に行った。仏教信者ではないが、チベット密教は色々な意味でとても教えられることが多い。精神の持って行き方が少しづつ私にとって、身になり楽になってゆく。
「もともと自分という存在はない」という話に、一緒に行った娘が感銘(?)していた。でも、ほとんど自我で生きている自分、そして社会にとって、これを理解するのは大変なこと。
整体の先生も、川の流れにさおをさしているのが自分で、もともとないものなんだけれど社会的に必要だから、さおをさいているにすぎないとおっしゃっていた。さおはどこにさそうが自由、それを決めているのは自分、という話をしていた。身体のしくみの話を聞いたり、身体を動かしたりして、けいこしているが、早く、それに近づきたいものものです。
(2010年8月更新)
気がついたら、もう6月。いそがしく動いていてやっと久しぶりに落ち着いた日、きゃらぶきを作った。包丁で切るとプーンとふきの匂いに包まれる。てんぷらにするうども匂う。山菜はとても気持ちがいい。
今年は寒かったせいで、なかなか大きくならなかった、稲苗。先日、スタッフの協力の元、田植えがやっとできて、ホッとしている。畑も、夏野菜の苗をあちこちとさがして、やっとみつけて植えた。時期が遅かったがなんとか間に合った。
家に登る道すがら、畑に野良仕事するおじいちゃんや、おばあちゃんをみかけることも多くなった。なにか、山が動き出しているみたいだ。毎年、同じことをしているのですが、その度に気持ちよさを感じる。染めるためのフキをたくさん採った。明日フキを染めよう。
(2010年6月更新)