長野の工房 工房野良

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季節の便り

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薪づくり
 私は、草木染めをするのに,薪で炊くことに気持ちよさを感じている。燃える火を見ながら、蕗や栗イガなどの染めの材料の匂いが、煮ている内にしてくる。
 染めの大きな釜は4つ。最近は、お店でも染めているので、薪を使う量が結構増えた。
 最初は連れ合いと2人で、何日もかかって作った。自宅には大きなトラックが入れないので、上の崖から、家の庭に落としてた。4メートルの長い大きな薪の束は、地響きをたてて落ちた。それを一人が、チェーンソーで切って、私が積んだ。ところが、薪がかわいてなかったり、チェーンソーが切れなかったりで、二人ともケンカばかりして、何日もかかって作った。
 薪は、柱や板を製材したあとの、端材で、杉や松。価格は安いが、持ってきてもらうのに、手間費用がかかる。最近は、外材に押されたのか、製材所が減ってきていて、手に入らなくて、大変になっている。世の中の変化だ。
 この2〜3年前から、色々工夫したり、手伝ってくれる人も今年は6人に増えて、スムーズにいくようになった。切る時期は暑くもなく、寒くもない時に年2回、まとめて切る。よく乾燥させるのに、前もって切っておく場所も確保した。ところが、家まで、坂をのぼって運ばなければならない。以前は軽トラで何回も運んだが、今は積んだ薪にラップをかけて、フォークリフトで運ぶ。これで、積む手間が、一度減る。チェーンソーの使い方も上手くなり、ここまでくるのに18年かかった。草木染めにとって、一番大事な薪作り、今年も終わった。みんな、ありがとう。

(2011年11月更新)

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 昨年ぐらいから、山々の紅葉の色が変化している。すばらしい紅葉の色を見せてくれていた山々が色が枯れている、というか、ぱっとした鮮やかさがない。暑い夏のせいかわからないが、地球が変化してきていることを感じる。
 11月は染める事に大忙しだ。来年の春に服にする布の染め、そしてインドで織ってもらうための糸染め、、、、。私が始めたころ、糸染めの手織りが中心だったが、それからインドで布を作ってもらって、布を染める方が増えてきた。最近はなるべくもとの姿にもどりたいと思って、糸をしばって 絣にする。2色を分けて染めるなど、色々縦糸を変化させるために染めている。また、ニットもたくさんやりだしたので、ウール染めもしている。スタッフが増えて、色々なことが可能になって面白いもの、楽しいものが新しいパターンで作ることができるようになり、うれしい。
 大きな熊が出没!と村の有線放送があった。山奥の工房なので、スタッフに気をつけて!と話してる最中、「ぎゃー」という叫び声。なんだ、なんだ?どうも、 たぬきの声らしい。にぎやかな秋だ。

 

(2011年10月更新)

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このところ、小淵沢(店)と長野(工房)を半分半分の暮らしをしている。
 お店で、八ヶ岳、南アルプスを眺め、家では北アルプスを眺めている。でも、同じ田舎でもとても違いのあることに気がつく。都会にいた頃、この2つの場所はそんなに違いはわからなかった。
 小淵沢は自然に囲まれているが、歩く人も、お店も全く都会だ。別荘地が多くあったり、そばには乗馬クラブ、アウトレットがある。お店には毎週、天然酵母パン、無農薬で野菜を作っている人が野菜を届けてくれる。散歩してる犬も違う。
 ほっとする部分としんどい部分。(これは何処でもおんなじだ!)
 小川村で歩いている人は日焼けして年齢を重ねたシワの顔のおばあちゃん、おじいちゃん。このような素晴らしい顔をした人が日本にまだいると思うと、うれしくなる。
 それぞれの「素晴らしさ」の中を今味わっている。感謝!

(2011年7月更新)

 5月1日より、小淵沢にお店を開いて、あっという間でした。長野の自宅は、今新緑で美しく、木藤がまきついて美しい姿になっています。
 朝起きるとカッコウ、カッコウと鳴いていました。以前はカッコウがなくと豆をまかねばと思いましたが、今年は畑も手つかずでそのままになっています。
 夜、寝るときはフクロウが近くの木から、ホゥーホゥーと大きな声で鳴いてくれました。からだがとても喜んでました。私がしあわせを感じるときというのはこういうことなのだと実感しました。
 お店は新しく色々発見できることも多く、勉強になります。
 マザーアースの中尾さんからのメールを読むとイタリアの食べ物はおいしい!えー、私もイタリアへ旅行しておいしい食事ができるのを楽しみに、、、。今はお店のことを考えなければ。

(2011年5月更新)

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