季節の便り
夏だより
毎日暑い日が続きますがお元気ですか?
長野の7月はものすごい雨が毎日降りましたが、今回、小川村では大したがけ崩れもなくホッとしています。
10年ぐらい前に小川村でもがけ崩れなどひどく、避難する地区もありました。その時は水道も出なくなり、役場にタンクがつんであったので急いでもらいに行った所、これは避難している人の物だと断られました。
給水車も来ないし、水はどうするの? と都会育ちの私は考えました。
すごいですね〜。田舎の人はちゃんと水が湧く場所を知っています。そして連携があるので、皆に廻します。
田舎に来て何年も経っていない私たちは困りました。2〜3日して水は出るようになりましたが、昔からこの地で生きている人の強さ、知恵をいろいろ学びました。
杉の木がたくさん倒れていましたが、広葉樹の少ない山になってしまったことも、土砂崩れの原因で、人間が自然にそぐわない暮らし方をしてきた「ツケ」が色々おきているのかな〜。と思います。
私の住んでいる山は、夜はこの季節になるとトウモロコシをとりにたぬきが来て驚くような鳴き声を発します。きじも赤ちゃんが生まれ、かわいい姿で歩いていて、この赤ちゃんを狙って大きなトンビが道を歩いています。
夏は虫だらけの生活ですが、これが自然なのかな〜。と思いながら網戸もあったらな〜、と思うこの頃です。
(2006年8月更新)

